こんにちは、プレイングハウジングのチーム博多っ子です。
6月に入ると早くも梅雨入りした福岡地方です。
例年より3日早く梅雨入りした6月2日に、博多三大祭りの一つ「博多祇園山笠」の無事奉納を祈願する「夏祈祷」が、山笠の起源である「承天寺」で行なわれました。
博多の街では、早くも長法被姿の博多の男達を見かけるようになりました。博多祇園山笠は、7月1日開幕に向けての準備が着々と始まっています。
- 7月1日~7月14日
- 飾り山一般公開
- 7月14日~7月15日
- 静から動へ山笠が走り出します。
Playing Housing Timesでは、昨年の博多祇園山笠スタートアップに続き、今年も博多祇園山笠の楽しい情報をお届けします。
船乗り込み
博多の夏の風物詩といえば、山笠を真っ先に思い浮かべますが、博多の初夏の風物詩として昨今より徐々に浸透しつつある行事があることを皆さんはご存知でしょうか?
梅雨入り前の5月29日に、博多川で六月博多座大歌舞伎の恒例行事が行われるという情報を元に、今回は博多の初夏の風物詩「船乗り込み」を取材してきました。
船乗り込みとは
船乗り込みは、歌舞伎興行の際、役者がご当地到着を船に乗って披露目する江戸時代から続いている歌舞伎独特の伝統行事です。
船乗り込みは、全国で2箇所のみで行われるそうです。
ひとつは、大阪の松竹座の船乗り込み。もう一箇所が博多座です。
1999年3月に博多リバレインで開業した博多座の船乗り込みも今年で16年目となり、今では博多の夏の風物詩となりました。
博多座の船乗り込みは、キャナルシティ博多横の清流公園~鏡神社前までの約800mを色鮮やかなのぼりを立てた俳優たちを乗せた船10艘がゆっくりと下って行きます。
船乗り込みのスケジュール
タイムスケジュール | |
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13:00 | キャナルシティ博多サンプラザステージで乗船式典 |
13:25 | 清流公園より10艘に乗船してスタート |
13:45 | 川端ぜんざい広場で口上 |
14:05 | 鏡神社参拝 |
14:15 | 博多リバレインのフェスタスクエアにて式典 |
博多座のホームページで乗船者を確認できます。
船乗り込みを見学
撮影場所を確保して待機中に、博多座の方でしょうか?観覧者の皆さんにビニール袋に入った沢山の「紙吹雪」が配られました。
こんなに沢山の紙吹雪を巻くのは良いけど、後の掃除が大変だと考えてしまいますが、大丈夫です!
この紙吹雪は、なんと水に溶けるそうです!なかなかエコでしょ?
午後1時を過ぎた頃の川沿いは、すごい人が集まって来られました。当日はとてもいいお天気だったことも手伝ってか、約3万人の人出だったそうです。
遠くで号砲が鳴り、いよいよ船がスタートしたようです。
13:30過ぎに橋の向こうから先頭の船が見え出すと、一斉に大きな声援と紙ふぶきが舞いだしました。
俳優さん曰く、博多座の船乗り込みは、毎年大勢の人より熱烈なお出迎えをして頂き、この雰囲気がとても気持ちよく、とても楽しみにしておられるそうです。
川端ぜんざい広場で口上を述べた後、リバレイン博多へ向けて移動します。
あちこちから「なりこまや!」の掛け声に笑顔で答える、昨年四代目を襲名された中村雁冶郎さん
乗船後は、鏡神社に参拝し、博多リバレインのフェスタスクエアにて式典が行われます。
6月2日より「六月博多座大歌舞伎」が開幕前に、今回が襲名披露となる四代目中村鴈治郎さんが、共演する中村梅玉、市川中車さんと共に「六月博多座大歌舞伎」への意気込みをお話されました。
「六月博多座大歌舞伎」は6月26日(金)まで博多座で開催です。
Playing Housing Timesでは、旬な博多の情報を、これからもお届けします。
お楽しみに!